こんにちは、投資超初心者のぴよロビンです。私たちは、50数年生きてきて、資本主義というもののしくみや歴史、投資、お金がお金を生み出す方法などのついて、自分を教育してこなかったし、学校でも教えてもらえませんでした。お金に関してはほとんど無知な状態で、毎日の生活を自転車操業的な感覚で生きてきました。このままでは、やはり、老後の生活に不安がありますし、このままではいけない、心機一転、今からでも遅くない、お金の勉強をしようということになりました。
今後の生活の経済的安心のために、今の自分の状況で60代、70代においてできること、を計画し実行していきたいということで、自分でいろいろな投資関係の本を読んだり、セミナーに出かけたりして、どこか信頼できそうなお金の学校を探してきました。ただ、なかなかいいところがみつかりませんでした。途方に暮れていたところ、最近やっと、上野さんという方が主催しておられるお金の学校をみつけ、2019年2月からオンラインで勉強し始めました。
今後の我々の目標は、日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国の株式にどのように投資していったらよいのかを勉強し、行動していこうと計画しています。
今回のブログ記事では、そのほんの一部ですが、私たちがお金の学校で勉強したものを含めて、私たちのお金に関する経験や知識で皆さんにお役に立ちそうなことを紹介していきたいと思います。
ご興味のある方は、下記のリンクから、上野さんのお金の学校の情報をみることができます。おすすめです!!
このブログでの投資に関するお話は、特定の投資商品や投資手法を推奨するものではありません。また、将来の相場や内容の正確性を保証することはありません。実際の投資にあたっては、自己責任の原則に基づいて、必ずご自身の判断で行ってください。
時価総額とは何か?
今の株価x発行済み株式総数
発行可能株式総数はあらかじめ決めて登記されている。変更したい場合は、株主総会にはかって承認を売る必要がある。
時価総額が大きい会社、例として、トヨタは21兆円
時価総額が小さい会社、例としてFUJIジャパンは4億5千5百万円
小型株を狙う
私のプランは、基本的に、日本株では、時価総額が2000億円未満の小型株を狙っていく。
・成長の余地がある。普通のサイズに成長していくのを待つ。2倍以上など、大きな値上がり益を狙いやすい。
・少額から買いやすい。(低位株;500円以下のもの)
・機関投資家(銀行、保険会社、年金基金などの大口運用投資家)の影響を受けず、掘り出し物が見つけやすい。
2018年11月26日時点での上場企業4000社を対象にして調べた時価総額が小さい小型株の総数
直近10年間で10倍になった株は164銘柄あった。そのうち、83%にあたる137社は10年前は100億円未満だった。96%は300億円であった。たとえば、RIZAPは173倍となったが、最初は17億円だった。
テンバガー銘柄とはなにか?
テンバガーとは、10塁打ということ、つまり、株価が10倍になった大化け株のこと。
特徴
・低位株であること。(目安は株価500円以下)
・上場5年以内
・業界別では、圧倒的にIT系が多い。
・市場別では、東証JQやマザーズなどの新興、若い会社の多い市場が多い。
・時価総額が300億円以下、ただし、初心者は、2000-3000億円位から探していくほうが良い。なぜなら、若くて小さすぎる会社には財務状況や業績があまり良くない企業も多いので、注意が必要です。リスク対策としてとしては、一極集中するのではなく、複数の銘柄に分散して投資しておくことがおすすめです。
2017年のテンバガー銘柄
2014年から2016年のテンバガー銘柄
会社の今後の成長性を見極めるには?
・日常生活の中にたくさんのヒントがある。自分の趣味から流行りそうなものを見つけ出していく。さらに、その中から、業績が良く、成長の見込みが高い会社を選んでいく。これは、グロース株運用と呼ばれています。会社の業績や財務を確認するためには決算を活用します。
・将来の成長性を考える上で欠かせない決算の基礎知識は?
決算日は、3月末日が多いですが、会社によって違います。
・決算の実績や予想値から業績を見極めるポイントは?
業績がよいかどうかを判断するには、会社四季報(東洋経済)を参考にする。
例;単位は百万円
業績から
決算は3月であることがわかる。
予というのは予想値、東洋経済記者の予想値の事
会というのは、会社自体がたてた今期予想
連というのは連結決算、つまり、子会社、グループ会社をあわせたグループ全体ということ。
中というのは中間決算(9月)
営業利益(本業利益、売上から経費を引く)=売上高(商品・サービスの売った収入合計)ー営業経費
経常利益=営業利益±本業外の損益(預金の利子、ほかの会社への貸付など)
純利益(税引き後の利益)=経常利益-税金(法人税)
一株益(EPS)=会社全体の純利益÷総株式数
一株配は一株当たりの配当額
まずは売上高に注目する。これが、将来の予想値が年間20%以上増加していることが条件(最低でも10%)
株式の値上がり益を狙うコツとして、まとめると
1)売り上げが右肩上がりであること。
2)株価ができるだけ安いときに買うこと(差益が大きくなるし、株が下がった時のダメージが小さくなる)
が重要です。
なるべく株を安く買うための判断方法は?
PERとは何か?
PERは会社の利益に対して、今の株価が割安なのかどうかの割安性を図るものさしです。PERが低ければ低いほど、割安ということになります。
また、PERは投資家の期待をも表しています。
良いものをみつけても、それを安く買わなければ、より大きな値上がり益・損失の軽減を達成することはできません。ウオーレン・バフェットさんの言葉をかりれば、”1ドル札を50セントで買う”ように株を購入するということになります。
PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)は、会社の利益に対して、今の株価が割安なのなかどうか、をみるための指標です。つまり、一株益(一株当たりの純利益)の何倍の株価なのかを知ることができます。
一株益(EPS)=会社全体の純利益÷総株式数
株価収益率(PER)=株価÷一株益(EPS:Earnings Per Share)
PERは一株あたりの純利益に対して何倍の株価がついているか、つまり、純利益の何年分で株価と同じ額になるのか、を示しています。会社の利益は、会社全体の総額ですが、株価は、一株当たりの価格です。たとえば、PER10の場合、10年で投資金額を回収できる、11年目からはまるまる利益となる、という意味となります。
上記の式を変形すると
となります。
この式は、株価は、会社の稼ぐ力(一株益)と投資家の期待(PER)できまることを示しています。しかも、掛け算なので、どちらかが大きくなると株価はおおきくなる。
PERをみることで
・こんなに利益を出しているのに、今の株価が安すぎる
・これくらいしか利益がでていないのに、今の株価が高すぎる
を判断することができます。
世界のPERとPBRの実績(2018年11月)
だいたいPERは15倍前後が平均的な水準です。
日本の上場企業の平均のPERは12~15倍です。
いくつかの会社のPERを計算してみますと
どうしてこんなに差がついてしまうのでしょうか?
投資家の立場に立って考えてみると、これから買う投資家は、今後どんどん利益を上げて成長しそうな株式は、多少上乗せしてでも買いたいし、すでに株式を持っている投資家は、この株を安い値段では売らない。つまり、PERは高くなる。逆に、利益を下げていきそうな会社の場合は逆になり、PERは低くなる。つまり、PERは会社に対する投資家の期待度を示すバロメーターといえます。
利益・業績の成長度に注目するのは、グロース株運用、割安な株に注目するのは、バリュー株運用と呼ばれています。投資家は前向きなので、株価は、2から3年後を見越して動いていきます。したがって、実績PERではなく、予想PERに基づいて判断していく必要があります。現在の株価をもとに2-3年後の予想一株益から予想PERを算出し、予想PER15倍くらいを目標に動いていきます。
たとえば、ツムラ(4540)の2020年の予想一株益は、四季報によると172.6円です。
2019年2月の株価が3310円ですので、予想PERは19倍となり、平均より高めであることがわかります。
業種別PERの平均値
日本の平均PERは12~15倍ですが、業種によってかなり幅があるのがわかると思います。
たとえば、食料品は景気の影響を比較的受けにくい業種と言えるので、投資家からの期待PERが高めとなります。
医薬品業界では、研究費はきわめて高くなる傾向があり、そのため自己資本比率が高い会社が多いです。そのため、バランスシートが安定するのでPERが高めとなります。
電気機器では、日本の技術がまだ世界的に高い水準にあるので、成長の余力が大きく投資家の期待が高くなります。
鉱業に分類される会社は6社しかありませんが、そのうちの2社が1960年以降から急に業績が下がってきました。そのため、業界としての一株益が急に下がりました。株価はあまり変化がないので、その結果、PERが上がることになりました。
金融系の会社は平均よりも、軒並み低いです。これは、日本の低金利政策のため、収益が低く、投資家の期待が集まりにくいのです。
不動産が低いのは、日本は先進国で唯一不動産バブルの崩壊を経験しています。そのため、投資家から嫌気をされています。日本人は、不動産の会社を買うのが恐いのです。
輸送用機器には、自動車産業が含まれます。自動車産業は、成熟しており、成長の余地が低いです。
石油は市場が回復傾向にあります。しかし、ピーク感があるため期待が薄くなっています。景気敏感株の特徴は、PERが低いときのほうが業績のピークになっている場合が多いので注意が必要です。
成長率が以上に高い会社のPERは?
基本的に、PERは売上高の成長率と同じ数値が目安です。たとえば、今期売上高の予想成長率が20%だとしたら、PERは20倍位までなら割安だと考えることができます。では、今期売上高の予想成長率が100%(売上が2倍)だと、PERは100倍位までなら割安と考えていいのかという話になりますが、ここで考えるべき点は、この成長が長く続くのかという点です。
自己資本比率について
資産=負債+自己資本(≒純資産≒株主資本)
自己資本比率%=自己資本÷総資産×100
会社の資産には、土地、商品在庫、現金預金、自社ビル、機械設備、社用車などいろいろあります。これらを調達するために必要なお金はどこからきたのでしょうか? 株主からの出資、銀行からの借り入れなどです。自己資本比率が高い方が安全性が高いことになります。
日本では、大企業での平均は50%くらいとなります。銀行の自己資本比率は一けた台7-8%が普通です。銀行は、手元に置くお金をもたず、ほとんど融資に回しています。7銀行は20.74%でした。これは、貸付をしていない銀行だからです。
ROE(Return of Equity:株主資本利益率)について
自己資本を使って効率よく稼げているのかという指標。ROEが低いということは、株主資本の活用度が悪いということを示す。
制御不能である投資家の期待によって動く株価の指標は入っていない。
ROEの国際比較
日本の平均は7-8%、アメリカは12%前後です。優良な会社のめやすのROEは12-15%である。
ROA(Return of Assets:総資産利益率)について
銀行からの借り入れなども含めた会社の総資産を使って効率よく稼げているのかという指標。
日本の企業の平均は3%くらいなので、10%をこえていれば優良企業といえる。
ROAが借入金利よりも大きい場合は、借り入れを増やしてでも事業を拡大していく価値はある。
PBRについて
PERが純利益に対して、株価が割安かどうかを図る指標なのに対して、PBR(Price Book-Value Ratio:株価純資産倍率)は、会社の資産に対して今の株価が割安なのかを示す指標です。つまり、一株当たりの純資産に対して、何倍の株価なのかということです。
PBR=株価÷一株当たりの純資産(BPS Book-Value per Share=純資産÷発行済株式総数)
PBRの適正価格は1倍か1倍より少し高め(その会社の技術力やブランド力などが加味されるので)です。
PBR・PER・ROEの関係性
PER=株価÷一株益(一株当たりの純利益)
ROE=一株益(一株当たりの純利益)÷一株当たりの純資産
PBR=PER×ROE