簡単にできるエコノミー症候群の4つの予防対策
エコノミー症候群というのは、飛行機の機内のようなせまい空間で、長時間動かずに同じ姿勢を続けたために、足の筋肉の内側の深部静脈に血液の塊(血栓)が起こり、それが肺動脈などの重要な血管をつまらせることでおこる重篤な症状のことです。
1.水分をこまめに補給する。
どうしてもトイレに頻繁に立つことを面倒に感じ、その結果、水分の接収を控えがちになります。でも、それは、血液を濃くし、それだけ血液のかたまりを作りやすくしてしまいます。これは、血栓と呼ばれますが、この血栓ができると規律した拍子に、脚の静脈にできていた血栓が離れ、肺動脈をつまらせ、致死的な結果を招くことがあるので要注意です。
2、長時間同じ姿勢でいない。
飛行機の中を動き回りにくいときは、つま先やかかと、足首をこまめに回したり、ふくらはぎや股関節のストレッチをするように心がけて下さい。
3、弾性ストッキングをはく
足全体、もしくはふくらはぎを締め付けることで、足の筋肉のポンプ作用を助け、血栓ができにくくします。
4、腹式呼吸をする
腹式呼吸は鼻呼吸で行います。腹筋と横隔膜だけでなく肋骨に付着する筋群を使用するので腹部の深いところへのマッサージ効果があります。脚からあがってきた血液をさらに上へと運んでいくのを自分の頭の中でイメージしながら行うと更に効果があります。
私が飛行機搭乗時にいつも携帯するもの
私は、通常飛行機に乗る時はロンシャンのナイロンバッグ(一番軽くて沢山入るので)の中サイズのものに、貴重品と化粧品ポーチ(パウダー等の薄化粧に使うもの、リップクリーム、体全体に使えるクリームやオイル、ヘアブラシ、長距離の時はシートマスク、目薬、アロマオイル等)、iPadや携帯、それと寒かった時用のストールや薄てのセーター等を入れて持っていきます。
機内での乾燥対策
とにかく機内は凄ーく乾いています。噂では湿度が10%以下との事なので、乾燥対策は怠りなく。近場の2-3時間のフライトならそのままで大丈夫ですが、6-7時間を超えるフライトには準備が必要です。私は長距離フライトの時は、朝たっぷりお肌に水分を入れた後、セラムやクリームを重ね塗りして、その上にパウダーと薄っすらチークだけはたき(顔色が悪い為)、眉だけさらっと描いて(眉がほとんどない為笑)リップクリームを塗って空港に行きます。
離陸後1回目の機内食が終わり、トイレラッシュもひと段落した後、電気が消えたら、一枚だけ小袋に入れて持ってきたクレンジングシートでうす化粧を取ってシートマスクでパック。みんなの真ん中でシートマスク!?と思いかもしれませんが、長距離フライトの場合1回目の食事が終わると次の機内食までの間機内の電気が消されます。その薄暗い中でのパックです(笑)。みんな映画を見てるか、眠ってるかですので誰も気にしませんので大丈夫です!そしてパックの後、持参したしっとり目のクリーム(試供品の小さい物だともっと便利ですよね。)、その上にあれば顔用のオイルをぬります。そして軽めのメイクをします。大体離陸2時間前までにそれが全部終わるようにしています。離陸1時間半前ぐらいまでは電気が消えた状態ですし、その時間帯はおトイレも空いている時間ですので、手早くするのであれば中でお化粧をしても大丈夫です。
以前飛行機に乗る前にタップリ保湿をしてクリーム多めでお化粧をしていましたが、50代になると、それでもお顔全体に小じわが出てしまい慌ててしまう事が多くなってので、最近はロングフライトの時には上記のような方法にしています。
ちなみにおトイレは、一番後ろのおトイレがおススメです。なぜなら、後ろは3-4箇所おトイレがあるので少し個室に入る時間が長くても他の人にも迷惑になりにくいからです。
飛行機の現地到着時刻が早い場合は、そのまま街に出たり、一日過ごさなければいけないので、その夜にホテルの鏡を見て、シワシワのお肌にぎゃーとならない為にも気をつけましょう。そして、旅行を楽しんで下さい!
皮膚の強力な味方のオート麦と緑茶
ヨーロッパではオーツ麦 やオートミールなどの全粒穀物で、伝統的な朝食のメニューです。アブラナ科の野菜やフラックスシードには、ほかの野菜や果物にはない栄養素が豊富に含まれているように、オーツ麦にもアベナンスラマイドという特徴的な成分が含まれています。オーツ麦のさわやかな香りと風味、 そして 皮膚のかゆみや皮膚炎を緩和させるオートミールローションの効果 は、 この成分によるものと考えられています。(*1)
私は、出張や海外旅行にはいつもオート麦のクラッカー、NAIRN’Sのものがおすすめです。いろいろな味があります。オーガニックのものもあります。)を携帯し、小腹がすいたときにはスナックします。
さらに、皮膚がんの女性患者に緑茶を局所塗布したところ、がんの進行が止まったという驚くべき症例報告もあります。緑茶が体の外部にそれだけの効果をもたらすなら、内部にはどのような効果があるのか想像すると楽しくなります。日本人は、毎日緑茶とともに生きています。ご参考までに、緑茶は、花粉症、季節性アレルギーにもよいというリサーチがあります。ランダム化試験によって、花粉症の季節が始まる6週間〔* 2〕 から 10 週間〔* 3〕 前から、日本のべにふうき茶(緑茶)を1日約3杯飲み始めたところ、花粉症のアレルギー症状が有意に緩和されたことがわかった。これは耳寄りな情報ですね。
出典:
*1、Cerio R, Dohil M, Downie J, et al. Mechanism of action and clinical benefits of colloidal oatmeal for dermatologic practice. J Drugs Dermatol. 2010;9(9):1116–
*2、Maeda-Yamamoto M, Ema K, Monobe M, et al. The efficacy of early treatment of seasonal allergic rhinitis with benifuuki green tea containing O-methylated catechin before pollen exposure: an open randomized study. Allergol Int. 2009;58(3):437–44.
*3,Masuda S, Maeda-Yamamoto M, Usui S, Fujisawa T. Benifuuki green tea containing Omethylated catechin reduces symptoms of Japanese cedar pollinosis: a randomized, doubleblind, placebo-controlled trial. Allergol Int. 2014;63(2):211–
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