セブ島のコンドミニアムへ移動
ホテルでの3泊の滞在が終わり、ゆっくり過ごしたので身体もだんだん暑い気候に慣れて来ました。イギリスからの時差ボケがなかなか無くならず、夜中に目が覚めたりしていましたが、ホテルのプールサイドで太陽の光を浴びて体内時計をリセット出来たので随分治ってきました。
今日からセブ島のマンダウエシティにあるコンドミニアム(通称コンド)に移って、本格的に生活を始めます。
フィリピンでは、外国籍の人は土地付きの一軒家を買う事は出来ません。外国籍の人はコンドと呼ばれるタワーマンションに住んでいる方々が多いです。全戸の約30〜40%ぐらいが外国人用向の販売枠となっている様です。
コンドの敷地内入り口や、建物入り口にはガードマンが常にいますし、建物入ってすぐ前にはフロントディスクがあって、そこにも常に人がいます。彼らは住居者の対応や出入りする人のチェック、郵便物の預かりなどをしています。
居住者の共用部分には、ジムやラウンジ、子供の遊び場や木が植えてあるお散歩道、そして南国らしく大きなプールもあり、常に各場所にスタッフがいるので掃除等も行き届いており安全で快適に暮らせる様になっています。
セブ島には沢山のコンドがあり幾つか見に行きましたが、セブの街の真ん中だととても便利なのですが、常に周りの道路で車の渋滞があって、立て込んでいるし、空気も良くないので、もう少し環境が良くて、そこそこ便利な所無いかな?と探して、ここを見つけました。ここは元々セブ島に来るコンテナ船の港でした。マクタン島の向かい側の海に面した大きな場所です。
物件は今まだ別の棟が沢山建築中で、全部出来ると一つの街の様な感じになります。
コンドやオフィスの建物の1〜3階ぐらいまでは色んなお店が入る予定なので、全部完成すると人が沢山利用する便利な街になりそうです。
私達のお部屋は26階の1ベッドルーム、寝室、キッチンとリビング、バスルーム、ベランダという間取りで50sqmぐらいの広さで2人で滞在するのに便利な大きさです。部屋は東向きなので、直射日光が入らないのが嬉しいです。暑い国では、南向きは部屋が熱くなりすぎるので人気がなく、北か東向きが人気です。部屋の窓からはマクタン島に渡る橋と海が見えます。
この物件は2年前ぐらいに完成しました。その後セブの日系不動産屋さんにお願いして、1年間賃貸にしていましたが、今回私達が来るのに併せて空けてもらっていました。
にゃんこ夫は完成の時に最終的な手続きの為にセブに来たので、部屋も見ていましたが、にゃんこ妻は今回初めてお部屋に入りました。
インテリアは、不動産屋さんの奥さんがインテリアデザイナーなので、内装や家具などをお願いしました。センス良く仕上がっていてとても気に入りました。
生活飲料水
生活をする様になると1番必要なものは、飲料水です。フィリピンは基本水道水は飲めないので、家に20リットルの大きな水ボトルを届けてもらって、それで生活します。
フロントでお水配達の出入り業者を聞いて電話をして、まず初めにボトルを購入します。一本200ペソ(約500円)で、予備も考えて2本購入。午前中に電話しておくと、その夜に部屋の前まで持って来てくれます。
ボトルをひっくり返して入れて、お水を出すウォターディスペンサーは、モールの家庭用品のお店で事前に購入して用意しておかないとせっかく来たお水が使えません。
業者さんが下に来た時に、フロントから今から水の配達行きます、と館内電話で知らせてくれます。下の階から順番に回ってくるので、うちまではいつも20〜30分かかります。
料金は配達に来た人に直接現金で支払います。次回からはお水の購入だけなので、空のボトルを渡して一本約20リットルで35ペソ(約90円)です。業者さんはほぼ毎日配達に来ているので、一本無くなったら次の1本の注文を入れています。ボトル水は水道水を濾過した物だとおもうので、日本かクリンスイを持って来て、それでもう一度濾過したものをコーヒーや麦茶などをに使っています。料理にも使うので、大体一本を3日ぐらいで使っています。
コンドミニアムの中にある居住者用施設
私達も60代になり、身体に良い食事と定期的な運動が欠かせない年頃になりました。
コンドの5階にタワー1とタワー2を繋ぐ大きなデッキ上に空中庭園とジムやプールなどの施設があります。
ジム
最低限のマシンだけですが、身体を動かせるので便利です。
ジムからは海が目の前で、向かい側の陸地はマクタン島です。今レストラン、カフェ用の建設が進んでいます。全部完成すると、海岸線に沿って歩道も整備されます。海を見ながらのお散歩が出来ます。
プール
長椅子に座ると、後ろは今居住者がいるタワー1と2、 反対側は只今建設中の建物。まさに都会の中のプールといった景色です。
プールは25mぐらいの深いものと、ラウンジの横に子供用の浅いプールが二つです。セブは曇りの日でもプールに入れる気温で、一年中気温が常に25℃〜32℃と言う常夏の街なので、プールに入るのにピッタリの気温です。
ラウンジ
居住者なら使えるラウンジは、プールの横にあります。
ビリヤード台2台、大型モニターにあるシネマルーム2部屋、大きなソファーが置かれた場所があちこちにあり、ゆっくり話をしたり出来ます。
このプールとラウンジは居住者用の公共部分なので、使う時に部屋番号と名前の記入が必要です。
日々の生活に便利なアプリ
コロナ禍を過ぎて、今回セブに来て1番便利だなと思ったのがgrab(グラブ)アプリです。
グラブはマレーシア発の配車システムで、東南アジア地域で絶大なシェアがあります。事前に登録しておくと利用代金をクレジットカードで決済出来るのでとても便利です。
グラブカーは現地の白タクシーに比べて車も良いし、運転手さんの質も良かったです。このシステムで1番良いのは、料金が乗る次点でちゃんと出ている事です。ぼったくりの多いアジア、特に公共交通機関がほとんど無いフィリピンでは、移動はほぼタクシーになってしまうので、このシステムは本当に有り難いです。
今回車だけでなく、ウーバーイーツの様なフードデリバリーもサービスに入っていたのでホテルやコンドなどで使ったみました。アプリで注文を入れると、まずお店で作って、デリバリーに出たのが地図上でわかります。到着まで何分と出るので、時間になったら一階の車寄せの所まで降りて行き、バイクの配達人から名前を言って受け取ります。ホテルでも、部屋の中で食べるんだったらフードデリバリーOKという事だったので便利に使いました。
色んなお店が登録されているので、ケーキ屋やコーヒーから食事まで何でも注文出来ます。日本のCoCo壱やぼてじゅうなど日本食もレパートリーがあり日本食が食べたくなった時にも良かったです。
その他、スーパーや食料品店から欲しいものを持って来てくれるサービスもあり自分で買い物に行かなくても良いのが便利です。
もう一つ、食べ物系のアプリでfood panda(フードパンダ)があります。
フードパンダはドイツ発のフードデリバリーサービスで、タクシーの配送はしていません。レストランや食堂、スーパーから注文した商品をバイク便で届けてくれます。
地元スーパーやマーケットの八百屋さん、パン屋さんなど色んなお店が登録しているので、生活必需品は殆ど注文出来ます。以前は、買い物と言うと暑い中モールやマーケットにタクシーで行って自分で持って帰っていましたが、これはアプリで注文して、バイク便が下に着いたら受け取りに行くだけです。とても便利です。
このサービスを使うコツは、バイク便なのであまり沢山注文しない事です。多いとバイクの後ろのボックスに入らないですし、自分で部屋まで持って上がるのも大変です。大体空いてる昼間だと1時間ぐらい、忙しい夕方でも1時間半から2時間で商品が届きます。こちらは買い物に行くのも大体はタクシーを使うので、それを考るとデリバリー費を払ってもお安いです。
コンドミニアムがあるマンダウエシティ
セブのマンダウエというと、昔は工場や家具の小さな工房などがある地場産業の工場地帯と言うイメージだったそうです。でもここ10年ぐらいで随分進歩して変わって来ました。
マンダウエシティはセブに住む日本人も多く暮らしている所で、日系のお店やレストランも沢山ある便利な所です。
マンダウエシティで、1番活気のあるA.Sフォーチュナ通りに東横インがあります。ここは値段も安めですし、事前予約しておくと空港間の送迎もしてくれるのでとても便利です。お部屋の中は日本の東横インと全く同じで、日本式ビジネスホテルに慣れている人には便利で安心です。
この東横インの真隣に、Jモールと言うショッピングセンターがあります。以前ここはローカル感漂うモールだったのですが、コロナ禍の時に、最大手のSMモールが買い取ってリニューアルして最近再オープンしました。
大きなスーパーも入っているので、早速行ってみましたが、綺麗になっててビックリです。さすが資金力のあるSMグループです。
このモールはメインコンセプトがズバリ『日本』の様です。
特に入っている飲食店がぼてじゅう、焼肉ライク、丸亀製麺など日本食が充実しています。まだオープンしたてでテナントさんがオープンしているのは半分くらいですが、これからも増えていきそうです。うち的には、ユニクロが入っているのが便利で嬉しいです。
思わず丸亀に入ってしましました。(笑) まだ開店して間もない様で、若いフィリピンの子達がやる気満々でやってました。まだお店は半分のスペースしか開いて無くて完全オープンではなかったですが、打ちたてのうどん美味しかったです。私の定番の竹輪天もありました。
このSMモールグループは、中国人がオーナーのフィリピンで最大のショッピングモールグループです。デパートやスーパーなどをやっています。BDOと言う銀行も持っていてます。
快適に仕事や勉強が出来るシェアオフィス
今回にゃんこ夫が便利に利用していたのが、シェアオフィスです。セブにはいつくかありますが、コンドから徒歩10分の所にも1つあります。
1日利用代金200ペソ(約500円)でつい盾の付いた机が1日使えます。高速インターネットが通っていて便利です。ドリンク類はお水しかありませんので、マイボトル持参で行きます。
シェアオフィスの建物は商業施設の2階ですので、下に降りるとファーストフード店や小さなフードの屋台もあってお昼ご飯や飲み物などはここで購入できます。
セブは生活費が安くて、いつも気温が温暖なので、世界中の若いノマドワーカー達が滞在しています。そう言う人たちが、コンドやホテルの部屋には高速インターネットが無いので、こう言う場所に来て仕事をしている人が多いです。向かい側にある大学医学部の生徒さんも沢山利用していたようです。
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