北欧クルーズ 北極圏とフィヨルドを満喫する夏の人気コース 11泊12日間-その3

クルーズおすすめ

こんにちは、にゃんこ夫婦です。今年のクルーズは、昔から行きたかったノルウェーのフィヨルドと北極圏に行く11泊の長いクルーズです。北極圏とフィヨルドに行くのはこれが初めてです。今回は、このクルーズを4回に分けて紹介させていただきます。ご紹介記事は3回目です。

MSC北欧クルーズ の日程と船に乗船するまでの様子

MSC北欧クルーズ 船 プレチオーサ の内部の様子

MSC北欧クルーズ での食事の様子  

MSC北欧クルーズ での観光の様子(フラム以外)

⑤ MSC北欧クルーズ でのフラム観光の様子

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MSCプレチオーサ (14万トンのファンタジアクラス船)就航 2013年総トン数:139.072t/全長: 333.30m/最大幅:37.92m/高さ67,69m乗客定員:4,345名/乗組員:1388名巡航速度:24.21ノット

MSCプレチオーサ 内にあるお食事処

今回の船は18階建て約4300人乗りの中型船で、食事の提供時間は1日20時間ほど。船内にはレストラン3箇所、有料の特別レストラン2軒(寿司レストランとステーキハウス)、その他にワインを飲みながらピザを食べられる所などがあります。バーなどの飲み物や軽食を頼む事ができる場所は、沢山あってバー室内8箇所、屋外バー(プールの横など)5箇所、その他にジェラートやケーキのお店、コーヒー専門店もあります。《バフェットレストラン》

インカとマヤレストラン

1番長い時間開いているのが、上階14階のプールの後ろの方にあるバフェットレストラン(自分で好きな物を取って食べるセルフタイプ)のインカとマヤレストランです。

この地図は朝ごはんの時間の配置図です。イタリアンやヨーロッパ風はもちろん、ヴェジタリアンやエスニックなど色んな種類のメニューがあります。

ここは24時間オープンのドリンクステーション

無料の水、氷、お湯、コーヒー、ティーバッグ各種が置いてあります。朝食の時だけ、フルーツジュースの機械も動いています。

ティーバッグは、グリーンティー(緑茶)もあります。この頃、何処に行ってもグリーンティーがあるので便利です。

オープンが朝6時で、11:30まで朝食、11:30~15:30はランチ、16:00~17:30アフタヌーンスナック(お菓子やケーキ)と自分の好きな具を入れて作るサンドウィッチ、18:00~22:30ディナー、22:30~2:00ナイトスナック(スープ、ハンバーガー、ホットドッグ他)という感じです。ほぼ一日中いつでも開いているので、取り敢えず何か食べたい、飲みたい時にはここに行きます。

クルーズ初日の日もここはずっとオープンしているので、チェックインして船に乗り込むと、まずみんなここに来て座ります。私も最初の日は到着後、ここで遅いランチを頂きました。

まずはピザから!

ヨーロッパの人はチーズ無しでは生きていけません。今回はドイツ風のチーズが沢山ありました。

色とりどりのチーズ。黄緑色のものは、なんと山葵味でした!

焼きたてのお肉を切ってくれるミートカーヴァリー

いつも人気です。

いつも大量のフルーツをカットして出しているフルーツカウンター。

子供が好きなものだけを集めた専用コーナーもあります。

ある日のランチです。バフェットレストランのいい所は、色んなものが少しずつ食べられる事ですね。待ち時間もありません。

ある日の朝ごはんです。今回はドイツの街出発で、ドイツ人の人がたくさん乗船していたので、いつもバフェットレストランにはドイツソーセージがあって嬉しかったです!

海を見ながら食事が出来るので、割とバフェットレストランを利用します。でも、朝食とランチの時間はすごく混み合うので、海の見える席は取り合いです。混む時間を(朝8~9時、ランチ13時~、ディナー7時~)ずらして行くのがおススメです。

カップに入った洋梨のコンポートは、お砂糖とグルテン抜きデザートです。

でもなんと言っても、14階のバフェットレストランで1番のおススメは、「MSC名物ピザカウンター」です!

珍しい炭入り生地のピザです。

MSCはイタリアの会社なので、ピザはこだわりがあって美味しいです。薄くてパリッと高温で焼かれたイタリアンピザは、いつも出来立てで、常に生地から伸ばして作る本格派です。

ピザカウンターは、お昼前の11:30から夜中の12時まで営業していて、ついつい横を通ると一切れ…と食べてしまいます。普段街に売っている、ふかふかパンで具が大盛りでのせてあるアメリカ風ピザは、イタリアでは食べません。(多分、イタリア人はピザとは呼びたくないでしょう。笑 )

イタリア人の友達は外国に出掛けると、パスタとピザは食べたくなっても、絶対ガッカリするので食べないと言っていました。イタリア人は、こと自国の食べ物の事になると超保守です。本物ピザを是非味わってください。部屋に配達もしてくれます。(部屋のグレードによって、配達料がかかる場合があります。)《メインダイニング・サービス付きレストラン》

メインダイニング の様子

テーブルサービスの付いているメインダイニングは、L’arabesque とThe golden lobster の二箇所があって、朝ごはんとランチはオープン・シッティング(入場した順番に、相席で座っていく事)ですが、ディナーの時は席が決まっていて、そのテーブルに毎晩座ってディナーをいただきます。

ディナーは、人数が多い為に、前後二回の入れ替え制になっていて、だいたいファーストシッティング(時間の早い組)が17:45から、セカンドシッティング(時間の遅い組)が20:15からです。(今回の船の場合。船によって少し時間が前後します。)

テーブルはグループだったり、特別事前に予約しておかなければ、同じ言葉を喋る人同士のランダムな組み合わせになります。今回食べたディナーのお皿。カラマリ(イカ)フライ。

シーフードリングイネ。

ギリシャ風フェッタチーズ(ヤギのミルクのチーズ)とオリーブのサラダ。

エビのソース煮、野菜ピラフ添え。

ローストビーフ、マッシュポテト添え。

スモーキーサーモンとポテトのイクラ添え、とあったので頼んだらイクラは2粒‼️

ムール貝トマトソース。

ダックのオレンジソース、赤キャベツとポテトコロッケ添え。

ビーフステーキ、ベイクドポテト添え。

デザートは、ブラックフォーレストガトー。

私達は「イングランドから来たゲスト」という事で、いつも英語の人達のテーブルです。今回のテーブルはイングランドからは私達だけで、後の2組5人はアイルランドからでした。船に乗っている間、毎晩同じ人達と、同じウェイターでディナーをします。ウェイターは、インドネシアから来た人でした。

メニューは毎日変わり、一応3コースディナー(スターター、メイン、デザート)ですが、いくつ頼んでも良いし、組み合わせも自由です。ダイニングでは、上の階のバフェットレストランでは食べる事の出来ないメニュー(ステーキ、ロングパスタ、ジェラート)などを食べる事が出来ます。サービス付きなので、座ってゆっくり食べることができますが、その分時間がかかるので、急いでいる時や手早く済ませたい時にはお勧めではありません。

MSCは、カジュアル船なのでガラディナー以外の日は大体小綺麗なカジュアルで大丈夫です。今回は、最北の街ホニングスヴォーグに停泊していた日だけ夜もオープン・シッティングでした。出発が真夜中の2時で、夜も日が沈まない白夜だったので、遅い時間までツアーなどで外に出ている人が多かった為です。

飲み物をどうするか?

普通個人でクルーズに申し込んで行く場合、飲み物をどうするか?というのが悩む所です。バフェットレストランのドリンクステーションのものは24時間無料なのですが、その他の場所で飲むジュースや水、エスプレッソなどのコーヒー、アルコール類は全て有料です。

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ドリンクパッケージと言うのがあって、それを申し込んでおくと飲み放題になります。クルーズをパッケージツアーで申し込む場合は、そのドリンクパッケージが入っている場合が多いのでしょうか?

私達は、いつもMSCのイギリスのサイトから直接申し込んで、飛行機なども自分で手配して行くので、いつも料金に飲み物代は含まれていません。ジュースは殆ど飲まないし、お酒も週にグラスで2~3杯ぐらいなので、必ず飲むのはお水とお茶やコーヒーだけです。

ドリンクパッケージの条件は、同じ部屋のゲストは同じドリンクパッケージを頼まなくてはいけないので、お水は1日1本、たまにメニューによってビールかグラスワインを一杯しか飲まない私達にとってはドリンクパッケージは値段が高すぎるのです。

以前MSCには、ミネラルウォーターとコーヒーのチケットというのがあって、それを購入していましたが、残念ながらもう無くなってしまったようでした。結局、今回はレストランやカフェで欲しい時だけコーヒーやビール、グラスワインを注文していました。

最後の夜に担当のウェイターがナプキンで花束を作ってくれました。

有料レストラン:Butcher’s Cutでのシーフードディナー

バフェットレストランで食事をしていたら、有料レストランのスタッフが特別ディナーを紹介してまわっていました。

『Plateau de fruits de mar for 2/シーフード・プラッターとプレセッコ一杯づつ付きで2人で€40!』蟹、エビ、牡蠣などが食べられる、との事でしたので、せっかくシーフードの本拠地ノルウェーに来たんだから、と2人で行く事にしました。

そろそろ船内の食事に飽きてきたクルーズ8日目、午後7時トロンハイムを出港して船が動き出した時間に7階にあるスペシャリティ・レストラン「ブッチャーズ カット」に訪れました。ブッチャー(お肉屋さん)の名前の通り、このレストランは本来ステーキハウスなのですが、今回シーフードの本場ノルウェーのクルーズという事で、シーフードの特別メニューが作られたそうです。

テーブルに着くと、まず温かい焼き立てのパンとバターが運ばれて来ました。船にはベイカリー(パン職人)が乗っていて、船内でみんなが食べるパンやペイストリーは全て粉から毎日作られています。フランスパン、全粒粉のクルミパンなど4種類、4個のパンが入っていました。バターも普通のものとパプリカが入った赤いバターが付いていました。

飲み物はスパークリングウォーター(炭酸水)です。いつもディナーの時のお水は、スパークリングの方を頼んでいます。ポン!と良い音がしてステキなフルートグラスにシャンパンが注がれてテーブルに来ました。早速乾杯して、冷たいシャンパンをいただきます。😋「やっぱりシャンパンって美味しいね!」などと言いながらパンを頂いていたら、テーブルにシーフードプラッターがやって来ました。

たっぷり氷が敷きつめられたステンレス製の二段のトレーにたらば蟹、ロブスターテール(シッポの部分)、帆立、手長海老、キングプローン、牡蠣、クラム(小さいハマグリのような二枚貝)がレモンとマヨネーズソース、トマトとタバスコのソースと一緒に盛り付けられていました。

1つ1つ殻から出しながら、美味しくいただきました!こんなに色々な種類のシーフードを一度に食べるというのはなかなか無い事です。

全部美味しかったけど、やっぱり1番旨味が強いのは蟹かな?と2人で意見が合いました。今夜のシーフードの王様はたらば蟹でした。

ヨーロッパでは、このシーフードプラッターは1番のご馳走です。フランスなどでもレストランに行くと、このシーフードプラッターをスターターに頼むのが人気です。冷たい白ワインやシャンパンと一緒に頂くシーフード、もしこれを、ロンドンの街中で頼んだら今日の倍の値段はするでしょう。サービスの人達も良かったし、2人で€40はお得だったと思いました。楽しく、美味しい大満足ディナーでした。ご馳走さまでした!

ガラナイトについて

前日の夜に発行される船内新聞の1面目の左下に「今夜はガラ」と書いてあったら午後5時くらいからガラのイベントがあります。(下の写真左下の黄色い丸印)

ガラナイトは、航海中一度は夕食時に行われるお馴染み行事です。その時は、男性は一応ジャケット着用、(ネクタイなしでシャツだけで済ませてるジェントルマンも多いです。)女性も気軽なパーティぐらいの格好をしてディナーをいただきます。

ガラナイトには、シアター(劇場)入り口にキャプテン(船長)が待機していて、希望のゲストと一緒に写真を撮ってくれるキャプテンズ・グリーティングもあります。その写真は、日にちと船の名前や姿なども一緒に入っているので、記念に買って帰る人も多いと思います。次の日ぐらいになるとフォトセンターに展示してありますので、気に入ったら購入して下さい。(写真を撮ったからといって、買う義務はありません。)

これが7階にあるフォトショップのカウンターです。毎日船内のあちこちにいるカメラマンが撮った写真がここに展示されます。気に入った物があれば購入できます。クルーズ中の景色や観光名所を入れたビデオや写真集も作ってくれます。

それからガラナイトのオススメは、「ガラ・カクテル」というガラの夕方30分だけ無料でカクテルやプレセッコ(イタリア風スパークリングワイン)が飲めるイベントです。(上の船内新聞の写真、右側の黄色い丸印)

大体5時頃からありますので、(今回は17:15~17:45まででした。下の写真はカクテルの用意が出来て、時間になるのを待っているバースタッフです。)

ガラの日はそれまでに用意を済ませて下に降り、カクテルタイムに是非行ってみて下さい。みんな開始前にバーに行き、椅子を確保して、開始時間を待っています。座っていると、バーのスタッフが順番に配ってくれます。ちょっとおしゃれをして、みんなに混じってお酒を頂くとクルーズに来た!という感じがして楽しいですよ!

今回のカクテルタイムは、ガラナイト1回目と3回目の2回ありました。オリーブとポテトチップスのおつまみと共に、プレセッコ、マティーニ、チェリーが入った甘めの何か(名前忘れました)の3種類とルビー色のジュース(甘め)がありました。

フロントデスクのある下の方の5~7階のバー全てでやっていました。吹き抜けになっている真ん中の部分のバーは凄い人でしたが、私達が行った端の方のバーは人が少なくのんびりしていて、カクテル類は沢山用意してあったので何杯でも飲み放題でした。✌️(みんな3杯ぐらいづつもらっていました。混んでないバーに行くのが大事です。笑)

詳しい日時や場所は当日の船内新聞に載っていますので、是非参加してみてください。ガラナイトの夜は、ダイニングレストランも少し上等の食材でメニューが作ってある気がします。エビやホタテなどシーフードのメニューが豊富です。ヨーロッパでは、シーフードと呼ばれるエビ、カニ、イカや貝類はお肉類に比べると、値段が高くて上等の素材になります。今回のガラディナーは、ロブスターテールの天ぷらや、

帆立のリゾットなどがありました。

船内のバーやレストラン、カフェなどの写真です

1番高いところにあるディスコ&バー。昼間は静かなので外の景色を見るのにいい場所です。

ディスコの横には、寿司レストランがありました。日本食を食べたくなった時にどうぞ。

景色が良く、海の真っ只中にいると感じられる場所です。

フロントディスクの近くにあるバー。いつも人が多かったです。

星空の天井が素敵なカフェ。ケーキ、ジェラートが楽しめます。ここもステージがあって夕方からは生演奏があります。

ここは、周りにぐるっとお店があるので、ショッピングの合間の一休みにぴったりです。

ここはワインバーです。タパスやピザと一緒にワインを飲める場所です。カウンター真ん中にピザ用のオーブンがありました。

みんなでワイワイ集まるのに良さそうな場所です。

美味しいコーヒーを作るエスプレッソマシーンは、船内の各バーやレストランにありますが、ここはエスプレッソバーとして、コーヒーを使ったカクテルや特別のコーヒーを出しているカウンターです。

いつもコーヒーが好きな人が沢山いて、各自楽しんでいました。

朝やランチ、ティーの時間はベーカリーからのペイストリーなどがカウンターに置いてあって(無料)、自分で取れるようになっており、それと一緒にコーヒー(有料)が飲めます。

子供に大人気だった、ミニボーリングのあるスポーツバー。いつもスカイTVのスポーツチャンネルがかかっていました。

グリーン サックス ジャズバーというところです。夜はジャズの生演奏があります。

カジノの階段を登ると、上にはバーがあります。

サファリラウンジという場所で行われた、MSCカード保有者向けカクテルパーティ。キャプテンや各部門のマネージャー達が挨拶に来ていました。

船が出港したら、船内を歩き回ってお気に入りの場所や椅子を見つけて下さい。飲食以外の読書や仕事などをしたい場合も、部屋から出て共有部分を使いこなせるようになったらクルーズ上級者ですね!

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