マリオットホテル:ザ ラングリィ 、ラクショリィ コレクション ホテル 、バッキンガムシャー 【食べ物編】

マリオットホテル

こんにちは、にゃんこ夫婦です。

マリオットホテルの本体マリオットインターナショナルは、130カ国以上の国に6700軒を超えるホテルを運営し、世界一の規模を誇っています。ブランドは30あり、よく知られている名前ではマリオットはもちろん、リッツカールトン、ブルガリ、w、シェラトン、ウェスティンなどがあります。今回はその中でも最上級カテゴリーであるラグジュアリークラス★5で、ロンドン郊外のバッキンガムシャーに2019年6月にオープンしたばかりの「ザ ラングリィ 、ラクショリィ コレクション ホテル 、バッキンガムシャー」をご紹介します。

建物編お部屋編、食べ物編の3つに分けて、ご紹介していきます。 今回は、ラングリィの食べ物編です。

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現在ラクショリィ コレクションは約35カ国に102軒あり、マリオットとしても毎年増やしていく計画で、日本にも東京、京都、沖縄宮古島に3軒あります。 ラクショリィ コレクションのコンセプトは、その土地ならではの本物の体験が出来、精神を豊かにして自己改革をもたらしてくれるような現代的な旅をゲストに提供する、という凄いものです。

今までのクラシックホテルのようなものではなく、新しい価値観、世界観を演出して、★5ホテルに慣れた人達にも、嬉しい驚きを提供していきたいという事でしょうか?現代は、人々のニーズも多様化しているので、サービスを提供する方もなかなか大変です。

今回は、ラングリィの食べ物編です。

ラングリーのある場所は、ロンドンの郊外にある小さな街の外側です。ホテルのある周りは、広い公園になっているだけなので、食事をするのはホテルの中が主になります。今回は一泊でしたので、ホテルでディナーとブレックファーストを頂きました。


ホテル内のバーとラウンジ

館内にあるレストランは1箇所で、後バーとラウンジが別にあって、そこではお酒を飲んだり、ティーを頂いたり出来ます。ラウンジの奥にあるバーの名前は「チャーチル バー」で、イギリスの歴史の人物で1番人気がある、ウィストン チャーチルの書斎のイメージで作ったバーです。古い本が並ぶ、大人な空間です。

ラウンジです。(詳しい説明は、建物編をご覧下さい。)


ビールは「Viru ヴィル」バルト3国のエストニア製

ディナーの前に、ビールと冷たいお飲み物を頂きました。ビールは「Viru ヴィル」バルト3国のエストニア製でした。瓶のデザインが変わっています。

コースターも紙ではなくて、麻の生地製でした。

この一輪挿し、一輪の花でも見栄えがして便利そうだなぁ、と思って撮った写真です。


グランドフロアー(1階)にあるレストラン

ディナーとブレックファーストを頂いたのは、グランドフロアー(1階)にあるレストランです。フロントディスクのある玄関ホールを抜けると、中央階段のホールがあり、そこからレストランに続いているドアがあります。

レストランの名前は「Ceder 」です。

バーで飲み物を飲んでから、レストランに向かったのが午後8時頃でした。イングランドの6月は1番日が長い時期です。日が沈むのは午後10時ごろですので、まだ外は明るかったです。

小さめの心地の良い空間です。ファイヤープレイスやドアのパネルなどはオリジナルのものでしょうか?落ち着いた色合い、でも少し豪華、でもギラギラしていない絶妙なインテリアです。


ティスティングメニュー 1人£75(約1万円)

何を頂こうかな?とメニューを見ると、アラカルトもありましたが、色んなメニューを少しずつ食べる事が出来る「ティスティングメニュー1人£75(約1万円 税サ別)」がありました。

シグネチャーとヴェジタリアンがあります。両方1つづつオーダー出来ますか?と聞いてみると、作るのにとても手間が掛かるので、どちらかにして下さい、という事だったので、シグネチャーメニュー2つにしました。

コースは、最後のデザートを入れて7皿出てくるようです。普段はこんな高いコースを頼む事もありませんが、折角のラングリィですし、ここだったらロンドンの一流店でやっていたヘッドシェフが雇われているに違いないので、思い切って1番高いメニューにしてみました。少しづつとはいえ7皿来るとのことなので、飲み物は赤と白のグラスワイン各1杯づつとスティル ウォーター(ガスなし水)の最小限にしておくことにします。


サワードウのブレッドとホイップバター&レッドオニオンバター

まず、パンとバターが来ました。

暖かいサワードウのブレッドとホイップバター&レッドオニオンバターです。サワードゥブレッドとは、『サワードウ (sourdough)又はサワー種(-だね)は、小麦やライ麦の粉と水を混ぜてつくる生地に、乳酸菌と酵母を主体に複数の微生物を共培養させた伝統的なパン種。パン酵母(イースト)を純粋培養したものと同様にパンの膨張剤に用いる。乳酸菌が発酵の過程で生産する乳酸により、サワードウを使ったパン(サワードウ・ブレッドサワーブレッド)は特有の強い酸味と風味をもつ。』(ウイキペディアより)

サワードゥのパンは、ドッシリとして目が詰まっているので、食べると割とお腹が一杯になります。この日はバターが付いていましたが、パン生地に酸味があるので、エクストラオリーブオイルを付けて食べても美味しいです。パンの中では作るのに手間が掛かるからなのか、ロンドンのお店で買うと、普通の白い小麦粉のパンに比べると3-4倍の値段がします。

一皿目は「ロブスター&ビートルート サンドウィッチ、ディル&チャイブ」です。

タップリのロブスターの身をビートルート(ビーツ)の入ったピンク色のマヨネーズ系ソースで和えて、それを薄くてパリパリのクラッカーに挟んであります。美味しくてあっと言う間になくなりました。

2皿目「ビートルート、スペルト小麦、ロケット&カシューペスト」です。

スペルト小麦は古代種の小麦で、ヨーロッパでは9000年以上昔から栽培されていた記録があるそうです。遺伝子組み替え食品を避けている人達にも人気があります。もちもちした食感のスペルト小麦を、ロケット(ルッコラ)とカシューナッツのペスト(ナッツとハーブ、チーズ、オリーブオイルで作ったイタリア風ペースト)で和えてあります。これは、野菜と穀物だけで作ったお皿です。上に乗っているのは、と色んな色のラディッシュのスライスと水菜です。ペストってバジルと松の実で作るのが1番普通のレシピーですが、これはカシューナッツで作ってあるようです。

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真ん中に乗っているビートルートは、甘酸っぱい味が付けてあって、低温のオーブンで焼いてパリパリのチップスにしてあります。モチモチこっくりしたスペルト小麦のペスト和えに野菜の爽やかな味がアクセントになって、最後まで飽きずに頂けました。モチモチのスペルト小麦が美味しくて、うちでも作ってみようと思いました。

3皿目「ホタテのタタキ、バターソース、レモンのコンフィット、ブロッコリー」

サッと表面だけと焼いた帆立とステムブロッコリー(茎の部分が長い茎ブロッコリー)が中に入っていて、オランデーズソース(バターとレモン、卵黄で作った酸味の強いマヨネーズのようなソース)が掛かっており、表面にカラスミ(ボッタルガ、イタリア産)をかけてオーブンでサッと焼いてあります。オランデーズソースに普通のレモン果汁ではなく、コンフィット(お砂糖煮)したレモンを使っているようです。上のトッピングは、黒米の揚げせんべいです。

さっぱりしたレモン風味のソースに入った帆立が美味です!ステムブロッコリーも炭火焼にしてあって、少し炭火の風味がして美味しかったです。黒米せんべいじゃ、全く普通の揚げ煎餅の味で、カリカリで酸味のあるソースと合います。いいアンディアだと思いました。シェフは、日本のお煎餅を食べてこれを思い付いたのかな?と思いました。

4皿目「仔牛の胸腺、アンティーブ、ざくろ、黒にんにく」

仔牛の胸腺は初めて食べましたが、フランス料理などでは高級食材なのだそうです。クチュクチュした食感です。外側に粉をつけてカリッと焼いてありました。

アンティーブは、炭火で焼いて後ろ側に盛り付けてあります。少し苦味があるので、それがマッタリとした他の材料と混ざっていい具合にでした。ざくろや松の実がたまに口の中でプチっと弾けて味に変化を付けています。黒にんにくは、多分1番下にひいてあるピューレの中に入っているようでした。黒にんにくは、この頃ヨーロッパでお料理に使うのが流行っています。

5皿目「スノークラブのリゾット、ピスタチオ、アスパラガス、レモンピール」

スノークラブは、白い体の蟹です。茹でると甘みが強く、蟹らしい風味がするものです。イギリスで蟹、と言うとコーニッシュ産のブラウンクラブというのがスーパーなどでよく見かけますが、スノークラブはそれよりは上等な食材のようです。

リゾットのスープには蟹味噌の部分も入っているようで、旨味が強かったです。レモンが利かせてあるので、生臭さは全くなく、美味しい出汁が出ていました。上に散らしてあるピスタチオのカリカリや、生のアスパラガスのサクサクなどの違った食感がひと匙ごとに楽しめました。

6皿目「ラムチョップ&スモーク茄子、そら豆&ペコリーノロマーノ」

ペコリーノロマーノは、山羊のミルクで作ったイタリア産のチーズです。火を通すと柔らかくなるので、それが1番下にひいてあります。

ラムは、お肉の中では1番ご馳走のイメージがあるお肉です。その中でもこのラムチョップは、あばら骨の付いた背肉で、ラムの中でも少ししか無く、1番値段の高い部分です。このラムは、今まで食べた中で1番柔らかくて、美味しいものでした。ほんのりお肉の中心部分が暖かくなる程度の、レアに焼かれていましたが、ラム特有の臭みも全くありませんでした。外側の皮の部分は1箇所真っ黒になるぐらい焦がしてあります。従って苦いです。でも、お肉を一口大に切って、ペコリーノチーズとソースを付けて食べるとその苦味がアクセントになってとても美味しかったです。「焦がす」という調理法は、こういう風にも使えるんだ、とビックリしました。

珍しいスモークした茄子は、食べるとまるでしっかり煮たお肉ような食感でした。これは茄子だよ、と言われなければ良く煮込んだチキンかな?と思うでしょう。不思議です、どうやったら茄子がこんな食感になるのでしょうか?

そら豆はちょうど旬だったので、ほろ苦い味が美味しかったです。この6皿目が終わった時点でもうお腹一杯です。サービスをしてくれたお兄さんが、デザートを提供するのを少し時間を開けようか?と聞いてくれましたが、その時点でもう夜の10時近くだったし、甘い物は別腹のハズなので(笑)、持って来てもらうようにお願いしました。

7皿目デザート「ピーナッツ&チョコレートケーキ、胡麻&味噌クリーム、ダークチョコレートのカケラ」

ピーナッツとチョコレート味のシマシマスポンジの上に、甘塩っぱい胡麻と味噌のクリームが間に挟んであって、上にダークチョコレートの板、周りと上に置いてあるのはこれまた甘塩っぱいソルトキャラメル味のピーナッツです。このケーキは甘いというより、塩っぱい味が強めです。スポンジもフワッとしたものではなくて、どちらかというとねっとりした食感でした。小さいけれど、とても個性の強い味でした。このケーキは、もし小さな子供が食べたら美味しくない、塩っぱい!というと思います。でも、それまでの6皿のコースを味わった舌で食べると、こんな味のケーキがあるんだな、と驚きながら味わうことになります。

食後に感じたのは、今まで食べたことのないような食材や味付けを体験したなぁ、という感想でした。甘い、塩っぱい、酸っぱいだけではなく、渋い、苦いなどバラエティ豊かな味が口の中に入って来てビックリしながら、もぐもぐと噛みしめて味わいました。食感も、硬い、柔らかい、コリコリ、シャキシャキなど色んな食感が口に入って来ます。

グルメと呼ばれる味の世界は、普段食べている家庭料理とは全く違う味の世界だと思いました。私達は、世界中どこに行ってもそこの国の家庭料理に興味があるので、そういうレストランや食堂などに行く事が多いですが、今回は新しい味の世界を経験させてもらったなぁ、と思いました。一品、一品考え抜かれて、試作を重ねて、世界中の材料から造られたメニューでした。

デザートの後、シェフが席まで挨拶に来てくれました。その辺の田舎で、職人をしてそうな素朴で頑固そうな感じのお兄さんでした。美味しかった。ありがとう、と言ったらニッコリしてくれました。ご馳走さまでした!夜のライトアップされた階段のホールが綺麗です。

ブレックファーストです。

ぐっすり眠って、朝9時頃にまたレストランに行きました。朝の光が差し込むレストランは、また昨夜とは違う感じです。

ファイヤープレイスの周りのデコレーション素敵です!冬にここに薪が焚べてある時に、ゆっくりアフタヌーンティーしたい(笑)。

「暖かい卵料理は、注文して下さいね。」とメニューを渡されました。

昨夜のディナーが重かったので、残念ながら注文する気にはなりませんでした。私の大好きなエッグベネディクトもあったのに…(涙)。台の上に並べてあるコンチネンタルだけを頂きました。

パリパリのクロワッサンとカプチーノ、満足です。

昨日のディナーもそうでしたが、ここで使われているお皿はみんな民芸調の素朴な感じの食器たちです。ここのインテリアの中で、金の縁の付いた食器を使ってしまうと、金キラになってやり過ぎになるからかな?豪華すぎるのは、返って成金趣味でセンス悪くなりがちですから注意ですよね。特にイギリスは、豪華なマナーハウスの中でもインテリアはフランスのそれと比べると地味です。

今回のステイ中のお食事は、ラクジョリの名前の相応しいものでした。とっておきのの時間を過ごせます。

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