6月17日と18日 の2日間、京都に滞在しました。京都はコーヒーショップが多かったです。また、独自のアイデアとセンスで経営されているお店がたくさんあり、とても楽しませてもらいました。古い歴史と現代的なアートが素敵に共存している京都は私達にとって何度でも訪れたい街です。
京都、田の字地区散策
京都市の中心部は東西南北の碁盤目状に道路が走っており、田の字地区はその中での一番の中心地を指します。田の字地区とは、北は御池(おいけ)通、南は五条通、西は堀川通、東は河原町通、この通りに田の字を描くように囲まれた地域を指します。ここは、不動産の価値が一番高いところともいわれているようです。今日は、このエリアを散策することにしました。
イノダコーヒー本店
創業1940年
有名な“京の朝ごはん”を求めて朝8時にやってきました。ホテルの朝食をキャンセルしてやって来る方々も多いという超人気メニューです。
入口から。朝の開店後、まだ15分なのにすでにたくさんの人です。
イノダコーヒーのオリジナルブレンド アラビアの真珠
注文する時にウェーターの方から、“コーヒーには砂糖とミルクは入れますか?”と聞かれます。世界広しといえども、最初から砂糖とミルクを入れたものを提供しているお店はあまりないでしょうね。 しかし、飲店主の商品に対する京都人特有の思い入れがここにも現れているのではないでしょうか?飲む側からすると自分の適量の量で飲みたいという気持ちがあるでしょうし、作る側からすれば、自分の作品を一番いい状態で食して欲しいという希いがあると思います。自分の作品は自分が一番よく知っているし、ひとつの芸術品として妥協したくないという気持ちが良くわかるので普段は砂糖とミルクは入れない私もイノダコーヒの流儀に任せることにしました。
砂糖とクリーム入りのお味は、甘さ控え目で丁度いいお味です。もう少し甘めが好きな人用に小指の先ほどの特製サイズの小さな角砂糖が付いてきます。コーヒーが半分ぐらいの時に入れてもいいですね。オリジナルブレンドは、アラビアの真珠という名前です。店舗入り口の売店でも買う事が出来ます。
朝の朝食(1050円)です。このセットは、アラビアの真珠のブレンドコーヒー付きです。
コーヒーは、爽やかな酸味が感じられるけれど、舌に酸っぱさは残らなくて、いい香りが鼻に抜けるコーヒーで、軽いのでついお代わりを頼みたくなります。朝食プレートは、スクランブルエッグもとろりと濃厚で黄身の色も濃いめです。スモークの香りがふわりと立ち昇るハムが美味しい!このセットに使用されている材料は、全て京都産です。
名物の3羽のインコたち
開店前の錦市場
朝9時、まだ開店前の錦市場と歩きました。まだ、ほとんどの店は閉まっています。
コメダ珈琲店に立ち寄る
梅雨空で蒸し暑く、途中で名古屋が本拠地のコメダ珈琲店に寄って元祖の小倉サンドとアイスコーヒーをいただきました。名古屋名物の食パンに粒あんとクリームを挟んだ小倉サンドが名物です。
1968年に名古屋で始まったコーヒー店で、只今全国的に展開中。
鴨川沿いの散策
お腹が一杯になったので鴨川沿いに散歩しました。今日は、湿度は高いですが、顔に当たる、梅雨の時期なので湿度が高く、曇り空だけど、川添いは風が気持ちいいです。
白鷺が遊んでいる。なぜ、白鷺は川の流れの真ん中にずっとたたずんでいるのでしょうか?
京風うどんのお店”うね乃”
お昼はお出し屋さんうね乃が出したお店で京風うどんです。ここは、カツオと昆布のみのだし、関西風の出しの本家です。
http://odashi.com/udon/
専門店で、他にもおでん屋さんもあるそうです。
冷やしうどんと桜エビのかき揚げ。タレをかけて混ぜながら頂きます。 1400円
香り豊かな、京都の一味、七味と山椒。
きつねうどん、九条ネギもたっぷり。京都のきつねうどんは刻み揚げ使用で、甘く煮付けていないタイプです。うどんも柔らか目です。、850円也
あーこの味!と関西出身の妻も大満足です。
今日の季節の炊き込みご飯は、万願寺とうがらしとトウモロコシの炊き込みご飯。うどんつゆで炊いたそうです。
ローカルスーパー Frescoに立ち寄る
おおきくて長い九条ネギ、今日のおばんざいの「ぬた」を作りたくなります。ぬたは、ネギの酢味噌和えです。
万願寺とうがらし。京都産のとうがらしで、煮物に入れたりします。
生わさび、これは富士山の麓で採れたものですね。
三条大橋のたもとにあるスタバで一服
ここは、地下の部屋が広くて鴨川ビューで、京都散策の一休みにオススメです。今のシーズンメニューは、加賀の棒焙じ茶ラテで中に焙じ茶のゼリーが入っていて美味しかった!右側の大きいサイズの方は定番抹茶クリームラテ。こちらも甘さが丁度よく美味しい。
値段も1番大きい抹茶ラテで¥550、英国のスタバと比べると安めです。
錦市場の高倉屋 京都のお漬物屋さん
四国松山に住む叔父に、京都のお漬物を送りたいと思い尋ねると、クール宅急便利用なのでどれでも大丈夫との事なので、定番の柴漬けや今の季節の青ウリなど5種類選んで頼む、なんと明日の朝届くという事。今夕方の6時なのに、日本の宅急便凄い!
何十年も受け継がれた高倉屋のぬか床で漬けたお野菜。自分用にキュウリと今の時期しかない大阪泉州の水なすのぬか漬けを購入。
菱岩(菱岩)で夕食用のお弁当
昔から一度食べてみたい!と思っていた菱岩(ひしいわ)のお弁当。祇園にあるお茶屋さんなどにお料理を届けている仕出し料理屋さんです。祇園のど真ん中にあります。
ついに菱岩のお弁当!
小さい方は4500円、大きい方は6500円、前日までに予約が必要です。京都駅の伊勢丹で買うことも出来ますが、この本店に買いに来たかったのです。梅雨時期ですし、防腐剤も入っていない薄味のお弁当なので、購入後長い時間運ぶのは禁止です。ここから徒歩10分の距離に泊まった今日だから購入できました。
高倉屋のきゅうりとナスのぬか漬け
高倉屋こ哲学
一つ一つが丁重に作られた味。京料理の「上質の出汁を使い、素材が生きる薄味」が見事に表現されたお弁当。一口づつ美味しくてビックリしながら頂く。こういう繊細な味がわかる舌で良かった!と思った。菱岩がお店を開いたのは、1829年、なんと189年目です。歴史に名を残す人達も祇園に訪れた時には菱岩の料理を口にした事でしょう。龍馬や勝海舟が食べた味を、現代に生きる私達が味わえる京都の凄さを感じながら美味しく頂きました。
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